消費者調査法(第2回)10月15日課題

(1)次の朝日新聞の記事を読んで,そこからグリーン購入派に対して開発可能な商品またはサービスを企画してみよ。その開発根拠とした段落を番号で示し,商品,サービスへの結びつきを説明せよ。商品・サービスの具体性についてはいくつかの段階がありうる。

朝日新聞 2004年10月06日朝刊生活面記事(番号を付加している)

買い物「環境派」は天気にも敏感 1万人に調査 【大阪】

降雨確率40%でも,4割が傘持参

(1) 環境に配慮した買い物(グリーン購入)を心がけるという消費者は、低い降水確率でもかさを持って出かける傾向のあることが、野村総合研究所(東京)の植村哲士副主任研究員の調査で分かった。新しい製品やサービスに対しても「様子を見て」と慎重さがうかがえ、「リスク回避タイプ」と分析している。

(2) 15歳から69歳まで約1万人を全国から選び、昨年7月、アンケート形式で尋ねた。環境に配慮した製品を購入するという人は16・6%だった。

(3) そのうえで、何%の降水確率でかさを持って出かけるかをたずねたところ、「40%」でグリーン購入派の42・7%が持っていくと答えたのに対して、非グリーン購入派は33・4%にとどまった。

(4) 降水確率60%でも、グリーン購入派は85・6%で、そうでない人の79・8%と差が出た。

(5) 一方、新製品に対する反応を聞くと、関心度はグリーン購入派が上回った。

(6) しかし、いざ買うとなると、「少し様子をみてから」または「一般に普及してから」が77・2%で、非グリーン購入派の68・7%と比べて約9ポイント高く、情報収集には積極的だが、購入は慎重という傾向が出た。

(7) 植村研究員は「グリーン購入派は情報感度が高い。その分、リスクにも敏感で慎重に行動しがちなのでは」とみている。


代表的回答パタン
エコロジカルから「リサイクル」
(6)(7)の慎重行動から「試供品」
(7)のリスク回避から「雨よけ」「紫外線よけ」など
(3)のかさから「レンタル傘」


記述の仕方が簡潔かつわかりやすい

開発商品:
リサイクル素材を使った自治体指定有料ゴミ袋

開発根拠とした段落:
(7)

商品と開発根拠との結びつき:
 今月から高松市でも家庭ごみの一部有料化が始まったが、その指定ゴミ袋にはビニール袋の素材として一般的なポリエチレンが使わ
れている。このポリエチレンという素材は再利用可能であるらしいが、再利用した場合、色が普段目にする白っぽい半透明ではなく、
グレーがかった茶色になるとのことである。ということは、このゴミ袋は新しく作られているわけである。どうせ焼却処分になるゴミ
袋をあえて新しい原料からごみ袋を作り出す必要はないと思う。
 開発根拠とした段落より、グリーン購入派は情報感度は高いがリスクにも敏感であるとある。そういった敏感さの原因となる環境に
配慮する考えの根本的な部分であるゴミ問題なのだが、生活していく限りゴミは出さざるを得ない。グリーン購入派が最も気になるゴ
ミの処理方法にこそ、グリーン購入製品の需要があると思う。


 グリーン購入派に対して開発可能なサービスとして紫外線の強さを降水確率と同様にパーセント表示で表すと
いう企画を考えた。これはその日の紫外線の強さを知らせるサービスで、これを見ることで紫外線の強さを簡単
に知ることができるものである。
 開発根拠とした段落は(1)、(7)である。
 (1)グリーン購入派は低い降水確率でも傘を持って出かける傾向があるということから、紫外線の強さに関して
も低い確率で日傘を持って出かけるということがいえる。また、リスク回避タイプであることから紫外線の強さにつ
いての情報を提供することで日傘を持って出かけるなどの紫外線対策をしてもらおうと思った。
 (7)グリーン購入派はリスクに敏感で慎重に行動しがちなことから、紫外線というリスクを回避するために紫外
線の強さについての情報を得てもらい、紫外線に気をつけてもらおうと思って、この企画を考えた。


持ち運び便利で何度でも洗って使える「ポケットウェットティッシュ」
これは、特殊な肌理細やかな繊維で作られており、洗剤を用いなくても衣服についた汚れなどを
拭いて落とすことができる。また決め細やかな繊維なので手を拭く際にも肌に優しい。

(1)より、グリーン購入派は環境に配慮した物を買い、またリスク回避タイプであることから、
何度でも洗って使え、更には洗剤を使う必要もない、環境に優しい商品が良いと思った。
また、外出時に衣服を汚してしまった時にすばやく拭き取れるので、大きなシミになることもない。
また、ティッシュやハンカチでは落ちそうにないベトベトした汚れが手に付いた際も、
近くに水道がなくてもすぐに手が拭けるので、リスク回避タイプに適していると考えられる。


根拠にした段落:(1)(5)(6)(7)
(1)より、グリーン購入派とは環境に配慮した買い物を心がける消費者であることが分かる。
(5)(6)(7)より、グリーン購入派は、新製品に関心があり、リスクにも敏感であることが分かる。
これらより、環境に配慮していて、リスクが少ない新製品は、グリーン購入派に受け入れられると考える。

私は化粧品のボトルのリサイクルサービスを提案する。
化粧品カウンターに使用済みの化粧品のボトルを持って行き、それを化粧品製造工場で洗浄してもらい、新しい化粧品を詰めてもらう。
詰め替えてもらっている間は、サンプルなどを渡し、それを使用してもらう。
詰め替えてもらった化粧品は郵送してもらうか、自分で取りに行くか選択できるようにする。
詰め替え料金は新品のボトル入りのものより、だいぶ安く設定する。

ボトルをリサイクルすることが環境に配慮している。
ビール瓶のなどのリサイクルは前に誰が口をつけていたか分からないというリスクがあるので、ボトルはその人専用にする。
一般的に化粧品の値段はだいだい同じだ。
詰め替え料金を安くすれば、他社のものを買うよりもお得だし、リピーターが増えると考える。
詰め替え料金が安ければ、少々面倒くさいが、グリーン購入派以外の人もリサイクルサービスを利用してくれるかもしれない。

私はスーパーやデパートの生鮮食品に、出荷元や作った人、獲った人などの情報を細かく表示するサービスを提案します。さらに農
薬の使用状況も開示します。また、お惣菜には、使っている調味料や材料をすべて表示して、カロリーも表示します。
 また、その情報はラベルとして貼り付けるのではなく、何らかの形でデータ化して近くにおいてあるコンピュータで表示できるよう
にする。
このサービスの開発根拠
1.グリーン購入派は情報感度が高いことから、ほかの店ではわからない情報がわかるような商品があればその商品を選ぶ可能性が高
  いと考えるため。
2.リスクに敏感で慎重に行動しがち。という特徴から、より安心できる商品を選ぶと予想されるから。
3.環境派であるため、農薬の使用状況にも関心があると考えられるし、ラベルとして貼り付けないため、資源節約になっていること
  でこの店を選ぶと考えらるため。

■商品に関するサイトやチラシ、アンケートによく答えたりアクセスしたりしてくれる人には、新商品の情報や試供品の提供を行う。
 また、新商品の開発にアイディアを募ることで、関係性マーケティングで企業との連帯感が生まれるようにする。

根拠とした段落−(6)
●グリーン購入派は「情報収集には積極的」という結果から、商品に関する情報には敏感に反応するはずである。よって、商品の情報
がのっているサイトや情報誌、チラシには関心が高い。合わせて、「購入は慎重」という傾向があることから、自分がお金を出したく
ないが、体験や試供品を与えられることには飛びつくはずである。このことを踏まえて、商品の情報を得て、加えて企業にも感想や情
報を提供してくれる人に、新商品のいち早い情報や、試供品(よく店で配っている小さいものより少し豪華なもの)をあげる。(引換
券などなどを郵送して)

グリーン購入派に対して開発可能な商品の企画
1、グリーン購入派は、環境に配慮したした買い物を心がける。
→環境負荷ができるだけ小さい製品の開発。
2、グリーン購入派は、非グリーン購入派に比べて慎重である「リスク回避タイプ」である。
→購入することに対するリスクの小さい製品の開発。
3、グリーン購入派は、情報感度が高い
→環境への取り組みへのアピール、適切な情報提供項目の表示。
              
                 ↓
これらのことから、購入のリスクが小さい消耗品である「ティッシュペーパー」の開発を企画してみた。電化製品などの高価な商品に
比べて、安くて気軽に購入できるからである。このティッシュペーパーは、1、古紙を多く配合している。2、ペーパーの使用面積が
小さい。3、箱の容積が小さい。といった点を考慮している。また、箱の裏に書いてある情報提供項目では、環境負荷の低減を考えて
いること(リサイクル、省エネルギー等)を存分にアピールする。

グリーン購入派に対して開発可能な商品またはサービスについて

開発根拠とした段落:(1)と(6)

グリーン購入派の特性は、傘や新製品の反応から分かるように「リスク回避志向」にあるといえるだろう。そのため情報感度は高い
が、いざ購入となると慎重になるタイプが多い。そこで、これらグリーン購入派に対して開発可能な商品として、@環境に配慮した、
Aリスクの低い、Bできれば既存製品から派生した新商品が望ましいと私は考える。

しかし、グリーン購入者の「環境に配慮した購入を心がけている」というのは、個人によってどの程度配慮しているのかが差がでる。
ある人は値段が高くても環境にいいものをと考えている一方、値段が変わらないならば、環境によい物をと考えている人がいるかもし
れない。また、アンケートの調査年齢が15歳から69歳と幅広いため、購入商品の種類や価格に差が出る。このような不明瞭な場合だと
あまりはっきりとした製品企画ができないため、私は上記のような開発の条件を示した。

新製品企画として例えば、傘が挙げられる。環境にやさしい原料から耐久性の高い傘を開発すれば、「環境に配慮した購入を心がけて
いる」人をターゲットにできる(@)。そして傘は値段的に見るとあまり高くないためリスクは低い(A)。また、既存製品として存
在しているため慎重にはならないだろう(B)。

このほかにも、アフターサービスが充実している、試供品があるなどのサービスによる方法も考えられるだろう。
(1)から私は今回考えた商品は健康お菓子である。これは昨今ジャンクフードが普及して日本人の食生活も変化しているのも考慮し、
パッケージは環境にやさしい再利用可能な紙素材にし、中身は体にやさしい商品とする。なお、これにはグリーン購入は画慎重なリス
ク回避タイプということを考えたため、お試しパックと称し、実際のより小さいサイズ・低価格も提供して、失敗を減らすようにす
る。
(7)から考えたサービスについてうえの商品提案に加え、買い物して、自分専用の買い物袋を持参した人には、スタンプカードを押
し、一定のポイントがたまったらそのとき出ている新商品のお試しパックひとつと引き換えにする。こうすることで、環境に対してや
さしいグリーン派の傾向にあわせられ、また慎重派なグリーン購入者に新商品を試す機会を与えることができると考えた。

グリーン購入派に対して、駅、コンビニなどが連結して行う傘のレンタルサービスを企画します。頻繁に、傘を持ち歩くことは面倒に思えるからです。レンタルビデオ事業がおこ
なっっているように会員制にして、傘の貸し出しをおこないます。ただ、料金をとるとなると傘自体たいした値段がしないため、いままでどうり購入し持ち歩くほうを選択すると思わ
れるので、完全な無料サービスでおこないます。このように考えた理由は、(3)、(4)にみられるように、グリーン購入派が傘を持ち歩く割合が高いのは、雨が降るたびに新しく
傘を購入することを嫌うためだと考えられるからです。新たな購入は、新たな資源の消費につながるからでしょう。傘のレンタルサービスで、傘をみんなで使いまわすことで資源を少
しでも節約できたり、節約に対し意識をむけることができると考えます。また、(5)、(6)より新製品、新サービスに対してグリーン購入派は興味を持ちやすいが、いざ購入とな
ると一般に普及してからなど慎重になる傾向があるようですが、レンタルビデオの前例があるぶんグリーン購入派にも普及しやすいと考えたからです。


1,6,7段落より、グリーン購入派の人は、リスクに対して慎重であり、また新製品への興味は高いことがわかる。
これより、たとえば、事務室やオフィスのレーザープリンターやレーザーファックス用の使用済みのカートリッジをすぐ捨てず、そこ
に常にインクを詰め替えたりしてくれるような、サービスをしてくれると、カートリッジ等の産業廃棄物が無駄に増加せずにすむと思
います。またインクの交換は新しくカートリッジを買うよりもはるかに経費の面で安くなります。
よって、、再利用できた製品を使用することによって、グリーン購入派の人々にとっては、新製品を買わずに使用してみることができ
ると思います。

・開発可能なサービス:洗剤の量り売り

・根拠とした段落:(1)(5)(6)(7)

 根拠とした段落の特徴をまとめると、グリーン購入派は情報感度が高いため新製品
への関心はあるが、リスクを恐れるためなかなか新製品の購入をしないことがわかる。
また、環境への配慮を優先するため、必要最小限の購入しかせず、購買意欲も起こり
にくいと考えられる。
消費者や企業の環境に対する意識が高まり、洗剤は詰め替えできるタイプのものが
主流となってきている。しかし、詰め替えをするに当たって、詰め替え用の容器が使
用され、その容器がごみとして捨てられているのが現状だ。そこで、消費者が容器を
持参して、店が洗剤を量り売りするサービスを提案したい。詰め替え用の包装容器を
使用せず、少量ずつ試しながら購入できることがグリーン購入派にとってポイントと
なるだろう。


 (1)(3)(4)の段落から、環境に配慮した買い物(グリーン購入)を心がけるという消費者が、購入に対して
慎重なのは、「捨てる」ということに対して、かなり抵抗があるからだと思われる。「何%の降水確率でかさを持っ
て出かけるか」という質問で、グリーン購入派と非グリーン購入派に差が出たのは、非グリーン購入派は、雨が降った
としても、コンビにで傘を買えばいいし傘はいつ、どこでも簡単に手に入ると考える人が多く、逆に、グリーン購入派
は、コンビ二の傘は壊れやすく、手に入れることよりも、捨てる時のことを考えるため、コンビ二などで買うことはせず
あらかじめ、用意しておくのだと思う。
 グリーン購入派に対しては「購入する」ということより「捨てる時」のことをセールスポイントにする方が、良いと
思う。そこで、傘、食器、その他壊れやすい日用品などをできるだけ広く、リサイクルしやすい素材で作り、販売する。
それらの商品にはマークがつけてあり、そのマークがついている商品は、無償で引き取るという、生産、販売、廃棄を
全部、自分らで行うシステム。グリーン購入派の消費者には、自社の製品は捨てる時も安心ということを強調し、ゴミに
なった製品を持ってきてくれた人には、ポイントをあげて、いくらかポイントがたまったら、賞品がでるというのもいい
と思う。



(1)
グリーン購入派は低い降水確率でも傘を持って出かける傾向があるということから、
開発可能なサービスとして『レンタル傘』がある。
グリーン購入派ならば、もしも傘を忘れても外で買おうとしないはずなので、レンタルがあればそちらへいくのではないか。
また、(3)、(4)段落をふまえても、非グリーン派に対しても効果的であると思う。
非グリーン派は、傘を持ち歩かないのは、荷物になったり、雨が降ったら買うといった理由と考えられるので、
レンタル傘は買うより得な一回十円などと安価にし、利用促進をはかる。
また、レンタルで得たお金は環境のために使われるようにしたら良いと思う。


(2)
環境に配慮した製品を購入する人はまだまだ少ないので、商品の開発次第でいくらでも購入する人の伸び率が上がると思う。
最近では、再生紙を利用したティッシュペーパーやトイレットペーパーが、通常のティッシュペーパーなどより安価で売られているのを見かける。
環境を意識したグリーン購入派や、金銭面で苦しい一人暮らしの大学生、また一ヶ月に使えるお金の限られている老人などには助かるはずであ
る。
このような再利用製品をもっとたくさん増やし、店頭でも積極的に置くようにすれば普及率は充分に、さらに増えると考えられる。
商品の例としては、
ティッシュ、トイレットペーパーなどの紙製品や、カン・ビン・ペットボトルなどを再生成したもの、また、パソコンなどはリユースも可能である。


(6)
グリーン購入派は新しいものを購入するまでに充分な時間が必要なのだと思うので、
今現在既にグリーン購入派が購入したことがあり使用しているものを利用した商品、サービスが考えられる。
例えば、今現在使用している洗濯機を、余分な水量を減らすよう業者へ出すと改造してもらえるサービスなど。


(7)
新しい商品を売り出す際には、専門的な情報や、視覚に直接訴えかけられる数値などを取り入れて広告することで、
商品を購入していないグリーン購入派に受け入れやすい状況をつくる。
慎重なグリーン購入派は、情報を多く与えられると安心し、購入につながる可能性が大きくなる。
調べて分かったが、コピー機や冷蔵庫、照明器具などにも環境配慮された製品があるので、広報活動に力を入れ、普及に努めるべきだと考え
る。


私がグリーン購入に対して開発するサービスは、
「環境に配慮した商品をメインに掲載・販売すると共に、商品の評判・評価などの情報をいち早く提供するHP通販サービス」
である。

■開発根拠■
(7)「グリーン購入派は情報感度が高い」ことから、グリーン購入派へのアプローチには、
新商品に対する情報をいち早く獲得できるメディアとして、一般家庭に普及している、インターネットの使用が有効である。
いつでもHP上でそのサービスの品質状態が確認できるため、(1)『新しい製品やサービスに対しても「様子を見て」と慎重さがうかがえ』るグリーン購入派
にも受け入れやすいサービスと言える。
そして、その商品がどのような物で、どんな環境保全に役立つのかなどの情報や、実際の使用者の声を共に掲載することにより、
情報不足で店頭では購入を躊躇した「リスクにも敏感で慎重に行動しがち」なグリーン購入派にも、よく吟味して購入してもらうことができる。
このHPで通販した商品には「無駄な包装は一切なし」や、「包み紙に再生紙を使う」、「廃棄時引取り」などの配慮がなされていれば、
(1)「環境に配慮した買い物を心がける」グリーン購入派をターゲットにしたサービスとしては、更に有効的である。

(1)次の朝日新聞の記事を読んで,そこからグリーン購入派に対して開発可能な商品またはサービスを企画してみよ。その開発根拠とし
た段落を番号で示し,商品,サービスへの結びつきを説明せよ。商品・サービスの具体性についてはいくつかの段階がありうる。

 段落(6)「 スーパーマーケットでサービスとして食品の情報の公開を行う」

 普通の場合公開されている情報は、その食品の原材料だったり輸入国だったりまたはカロリーだったりしかないのですが、そういう
ものではなくその食品の良いところ悪いところ(特に悪いところ)を公開したらいいと思います。
 グリーン購入派は情報収入にはとても積極的だが購入には慎重であるという調査結果からわかるように、グリーン購入派にとって自
分で商品を選ぶことが重要であす。それが環境にとってよいかどうかというのが購入の決め手になります。そういう場合に必要なのは
信用できる情報なのだと思います。その場合その商品にとって不利な情報というのは良いところを書かれるより信用されると思いま
す。そうしていろいろな商品がある中で、不利なことも了解で商品を購入する商品を選ぶようになると思います。
 私はグリーン購入派に対して、『鮮度観測計』という商品を開発したいと思う。
 缶詰や密封された食品に表示されている賞味期限は、開封前の設定であり、「開封後はなるべく早
くお召し上がりください」という注意書きがされている。しかし私たちにとってどれだけの期間がな
るべく早くなのかわからず、変な臭いがし始めたら、不安になり、まだ食べられたはずの食品でさえ
捨ててしまう。そんな無駄や不安をなくすためにこの商品を開発したい。
(3)の調査から、グリーン購入派は、非グリーン購入派よりリスクを回避したいと思っていること
がわかる。よって、食品のなるべく早くの期間はグリーン購入派の方が短い可能性が高い。
また、(6)の調査から、グリーン購入派は行動に移すことに慎重なことがわかる。よって、自分の
中の食品のなるべく早くの期間が過ぎたら、すぐに捨てるのではなく、冷凍するなどの手段をとる可
能性が高い。
 このような結果から、食品の鮮度がわかる装置があれば、まだそのまま食べられるのに、早めに腐
りそうだと判断しがちなグリーン購入派が、冷凍という手段を取って美味しさを減らすことを、少し
でも長い期間なくすことができてよいと思う。


ペットボトルを再生利用して作ったタオル
根拠段落1、5、6

>ペットボトルはその利便性からますます出荷量が増大しており資源を有効に使うためにはうまく再利用しなければ
いけないものとなっている。ペットボトルからシャツが作れると聞いたことがあったので、単純にタオルも作れるだ
ろうと私は考えたが実際に売られているかどうかは調べてみるまで知らなかった。近年環境問題に対する意識は高く
なっているのになぜあまり話題に上らないのか疑問に思い再生タオルには改良・工夫の余地があるのでは考えた。
ペットボトルからの再生用品としては他に水切りなどの台所用品、クリアファイルなどの文房具品があるがこれらは
知らず知らずの内に案外使っているもので現に私の持ち物を調べてみると再生用品のクリアファイルを使っていた。
これらの商品と比べると再生衣料用品は全般的にあまり普及していないように思う。私自身ペットボトルから作った
衣料に対して「値段が高そう」「肌触りが悪そう」という印象を持っていた。おそらく大部分の消費者も同じような
印象を持っていると思う。グリーン購入派の人達は記事の中で情報に敏感で非常に慎重であるとあったのでいくら環
境に配慮した商品でもそういった悪い印象を受け取ると買い控えてしまうのではと思った。しかし新聞やネットで調
べた結果技術改良が進んで値段も肌触りもほとんど普通の製品と変わらなくなっているそうなので消費者についた悪
い印象を拭い去ることさえできれば商品として十分売れるはずである。「値段が高そう」という印象は売り場で見れ
ば誤解だと分かるが、「肌触りが悪そう」という印象は身の回り品で日常よく使うタオルとしては致命的である。な
ぜなら実際に使ってみないと分からない事でありそれでもあえて購入しようとする人は少ないと思われるからだ。そ
ういった悪い印象を拭い去るためには古典的であり、多少のコストがかかるが無料配布が一番手っ取り早い。街頭や
スポーツのイベント等で配布しまずは使ってもらい少しずつ再生タオルの印象を改めてもらえば、それは口コミで広
がり環境問題を人一倍考えているグリーン購入派の人は自然と購入してくれると思う。ある程度普及すれば商品の種
類を増やすなどして一般の人にも受け入れられるようにしていけばよいと思う。今までのペットボトルの再生衣料用
品はペットボトル回収・商品として再生という段階で終わっていて積極的に販売していないように思うのでこれから
もっとアピールすることで需要を増やせると思う。


私は、グリーン購入派に対して開発可能な商品として、環境に配慮したエコカーを企画した。このエコカーは従来の車に比べ、1.燃
費の向上によるCO2の削減、2.排気ガスに含まれる有害物質の排除、3.騒音の低減、4.廃車後のリサイクルシステムの向上、を考
慮したものである。

・(1)段落の、「グリーン購入を心がけるという消費者は、新しい製品やサービスに対してもリスク回避タイプと分析している。」
と、(7)段落の、「グリーン購入派はリスクにも敏感で慎重に行動しがちなのでは。」という意見より、環境保全に役立つと共に、
エコカーが従来の車に比べてリスクが少ないことを示すことができれば、グリーン購入派の消費者に受け入れられると考えた。よっ
て、このエコカーを販売するに当たり、乗り心地や安全性だけでなく、実際に従来と比べてどれだけ燃費が向上するか、どれだけCO2や
有害物質が削減されたか、などを具体的に金額や比率などの数値で示す。それに加え、税金の控除やリサイクルの際にデポジットシス
テムを取り入れるなどにより、環境だけでなく維持費というリスクも低減させる。

・(6)段落の、「グリーン購入者は情報収集に積極的。」ということが分かったので、それを利用して、情報を提供する場(イン
ターネット・紙面・お客様相談室等)を増やすと共に、試乗などにも力を入れる。また、車を多く利用する企業と提携することにより
エコカーを普及させ、慎重派の消費者に安心感を与える。


(1)
 廃材(主に木)を使うことにより環境への配慮を実現する。  
(5)(6)(7)
 情報感度については多くの人が興味を持つインテリアを扱うことで対応。また、廃
材ならではの低価格。商品をなるべくシンプルに作ることで簡単に修理できるように
する。以上の2点でリスクの軽減につとめる。
 よって、廃材インテリアわ販売することで、グリーン派にアピールする。


今回の課題の記事を読んだところ、グリーン購入派には慎重な人が多いということが分かった。
グリーン購入とは、製品やサービスを購入する際に、購入の必要性を十分に考慮し、環境への負荷が
できるだけ少ないものを選んで購入することである。
このことより、慎重であるからこそグリーン購入ができるのではないかと思う。
このような慎重な人は自分の体や健康に対しても慎重なのではないかと私は考えた。
段落(1)より、グリーン購入派は「リスク回避タイプ」と書いてあるので、自分の体のリスクも回
避死体のではと思い、健康食品はどうだろうかと考えてみた。
よって商品開発根拠とした段落は(1)である。

あるテレビ番組で健康に良い食べ物1位とされていた納豆は嫌いな人も多い。私もそうだ。
そこで納豆の成分はそのままのサプリメントができれば売れるのではないかと思った。
グリーン購入派は慎重なので、商品が健康に良い働きをすることを広告活動などで訴えて関心を高め
て、購入に対するリスクを少なく感じさせねばならない。
また、値段を安めに設定すれば慎重な人もリスクを感じずに購入してくれると思う。
以上が私の考えたグリーン購入派に対する商品開発である。


・洗濯物が濡れないようにするカバー
洗濯物を外に干して長時間外出する時など、通気性はあるが水分を外へ出
すカバー。
降水確率が少しあって濡れるかもしれないというリスクを回避できる。7に関
連。

・サンプルの配布、お試し期間を提供する場を開催する。
1に慎重さが伺えるとあり、様子を見るとあくまで人の反応を確認してからのよ
うだ。
そこで、自分で手にとってその製品を確認してもらう。
また購入者が参加して企画したり、特定商品の懇談会を開催する。
情報交換とその商品に対する信頼と理解を高める。
ネットで、その情報を提供するサービスを作る。
売り手側の情報公開だけでなく、消費者同士がその意見交換ができるサー
ビス。

・2でグリーン購入の割合が少ないことから、グリーン購入者の割合を高め、
環境配慮をアピールした商品を買ってもらえるようにする。
そのために、環境に配慮した製品を買うとポイントをつけたり、
その商品を買うことの重要性や環境の大切さなどをアピールした冊子を無料
配布する。

・7に関連して、リスクに敏感であることから、
車で外出した際のアルコールの摂取を避けると考えられる。
ノンアルコールビールだけでなく日本酒や焼酎などで、
運転に差し支えなくアルコール気分を味わえる製品をつくる。
あるいは、酔った気分にさせるような店作り。


10月15日課題:
(1)次の朝日新聞の記事を読んで,そこからグリーン購入派に対して開発可能な商品またはサービスを企画してみよ。その開発根拠
とした段落を番号で示し,商品,サービスへの結びつきを説明せよ。商品・サービスの具体性についてはいくつかの段階がありう
る。

朝日新聞 2004年10月06日朝刊生活面記事(番号を付加している)

(2)schosa@ec.kagawa-u.ac.jp にメールする.添付ファイルは認めない。
メールの題名は「10月15日課題」「」はつけない。数字は半角
必ず学籍番号,氏名を入れること.
提出は必ず香川大学のパソコンから学籍番号がわかるようにする.




(5) 一方、新製品に対する反応を聞くと、関心度はグリーン購入派が上回った。
(6) しかし、いざ買うとなると、「少し様子をみてから」または「一般に普及してから」が77・2%で、非グリーン購入派の
68・7%と比べて約9ポイント高く、情報収集には積極的だが、購入は慎重という傾向が出た。

環境に配慮した買い物(グリーン購入)を心がけるという消費者は、新製品に対する関心度がたかい。
太陽光発電システム、太陽熱利用システム、燃料電池、生ゴミ処理機 などは環境に配慮したものではあるが
価格の面などで問題が生じ、いざ買うとなると、「少し様子をみてから」または「一般に普及してから」となりがちである。
この時、商品のメリット・デメリットが明確に出ていると、グリーン購入はも動きやすい。

(1)朝日新聞の記事を読んで、グリーン購入派に対して開発可能な商品を企画してみた。
 最近は鉛筆が使われることはほとんどなくなりたいていの人がシャープペンシルを使っている。シャーペン
は芯が無くなったら新しい芯を入れればずっと使い続けることができる優れものだ。私は授業中ノートを書く
ときや、教科書を読んでいて大事だと思ったところにマーカーで線を引くことがよくある。しかしマーカーは
意外にインクがなくなりやすく、すぐに薄れてしまう。そこでマーカーもシャーペンと同じようにインクを入
れ替えるだけでずっと使い続けることができるようにならないかと思った。今は例えばものが壊れたりして
も、壊れた部分だけを修理すればまた使えるようになるし、電池が切れても電池を入れ替えればまた使えるよ
うになるものばかりだ。必要な部分だけを補充してずっと使い続ける、というのはリサイクルでもあるし低価
格ですむ。
開発の根拠とした段落は、まず(1)新しい製品やサービスに対して慎重だということ。
この商品はとても身近でわかりやすく低価格で試せるので、リスク回避タイプでもすぐに使うことができるだ
ろう。そして(2)(3)(4)から私が思ったことは、グリーン購入派が低い降水確率でも傘を持つのは、リスク回
避の他に、万一雨が降った場合にもうひとつ傘を買うと環境に良くないという意識があるからではないか。そ
こで、すぐに使い終わってしまうマーカーでも中身を取り替えるだけでごみの量を減らせると私は考えた。
(6)ではグリーン購入派は一般に普及してから新製品を買うとされているが、これは低価格で身近なのですぐ
に一般に普及するだろう。以上のような理由により、私はインク入れ替え式のマーカーを新商品として提案す
る。


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