目標状態=所望状態が高められたとき
→基本的には楽しみ
現実状態が低められたとき
→基本的にはやっつけ仕事(補充)
もちろんいろんな条件で変わってくる。
2 購買問題認識の状況
(1) ルーチン的問題解決(習慣的問題解決)
(2) 限定的問題解決
(3) 広範(的)問題解決
属性についての学習や概念形成や,複数の選択肢について,複数の属性に関する検討を必要としており,その問題認識は,非常に複雑である。
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習慣的問題解決 |
限定的問題解決 |
広範問題解決 |
購買関与 |
低 |
中 |
高 |
問題認識 |
自動 |
半自動 |
複雑 |
情報探索と評価 |
最小 |
限定的 |
広範 |
購買志向 |
最寄り |
混合 |
買回り |
購買過程 |
極度限定 |
限定 |
複雑 |
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習慣 再購入 ブランドロイヤルティ* |
惰性から 不満ならブランドスイッチ |
満足すれば忠誠 不満なら文句 |
*これをブランドロイヤルティといっていいかは疑問
Loundon & Bitta(1993) Consumer behavior. 4th ed. McGraw-Hill p486より
最寄り品 買い回り品 専門品の区別とも関係する。
意思決定を延ばす理由(Loundon & Bitta,1993)
(1) 一番のブランドを選ぶのが困難
(2) 時間がない
(3) 製品の性能のリスク知覚
(4) 不確実性
(5) 課題を忌避と不快感
《必要性認知(問題認識)の原因》 Engel et al.(1995)
(1) 時間
(2) 環境の変化
(3) 製品の獲得
(4) 製品の消費(使用)
(5) 個人差
(actual state typeとdesired state type)
現状が変化したために必要性が生じるタイプ(ASタイプ)
望ましい状態が変化したために必要性が生じるタイプ(DSタイプ)
→これを個人差だけのものとするのは問題。
たいていの便宜品(最寄り品)の必要性は現状が変化したために生じる。
主要家電の「買い替え寿命」と理由(ダカーポ 1999 6/2 no 422:経済企画庁調べ 1998年10月〜12月)
買い替え年数 | 故障 | 上位移行 | その他 | |
冷蔵庫 | 12.1 | 69.7 | 16.2 | 14.1 |
ルーム・エアコン | 11.5 | 57.6 | 18.3 | 24.1 |
カラーテレビ | 9.8 | 87.9 | 7.3 | 4.8 |
洗濯機 | 9.1 | 80.5 | 13.8 | 5.6 |
掃除機 | 8.4 | 80.8 | 12.4 | 6.8 |
ビデオカメラ | 8.4 | 50.9 | 47.2 | 1.9 |
ビデオデッキ | 8.1 | 87.8 | 10.9 | 1.3 |
ワープロ | 6.4 | 51.4 | 36.6 | 12.3 |