消費者調査法 試験問題および解答紙1
学籍番号 名前
1.NHK「少子・高齢化社会と生活」調査 平成11年11月19日(金)〜21日(日)個人面接法。全国20歳以上の国民を調査対象にし,層化2段階無作為抽出
3600人(12人×300地点)回収人数は2,319人であった。(1)
この調査対象のことを統計学の用語でなんというか?(2)
回収率を答えよ(3)
男子 1039人,女子 1280人であった。男子の95%信頼区間を求めよ。求める式も記すこと。(5点)2.NHKの電話世論調査を
2000年4月14日(金)〜4月16日(日)まで,全国の20歳以上の国民 1800人(1500地点)に対して電話法で実施している。有効数は1094人であった。男女の人数はそれぞれ 484人,610人であった。(1)
男子の95%信頼区間を求めよ。求める式も記すこと。(5点)
(2)
1(3)2(1)をあわせてどのようなことが言えるか。
3.パソコンの購入動機を1つ答えてもらった。3つの答えしかない仮想データである。次のクロス表の期待値およびχ
2値を求め,男女間にパソコンの購入動機に違いがあるか検定せよ。(式も記すこと)(20点)
インターネットやパソコン通信をしたいため |
会社の仕事を自宅でするため |
ハガキや手紙・住所録の作成のため |
|
男性 |
340 |
356 |
154 |
女性 |
460 |
180 |
160 |
4.母比率は30%、人口は1億とする。95%の信頼度で、テレビ視聴率を1%の精度で求めるのに必要なサンプルの大きさは。(式も書くこと)(10点)
5.電話調査法と面接調査法の長所と短所を対比させて説明せよ。電話調査はどんなときに使うか。
6.女子タレント123人の身長,体重の相関係数を求めると
r=0.494であった。そのうちダンプ松本のデータを削除して相関係数を求めると,r=0.641 であった。(1)
それぞれの相関係数を解釈せよ。(2)女子タレントのデータにおけるダンプ松本のデータは下のグラフのどれか○をつけよ。なぜ,ダンプ松本のデータによって大きく相関係数が変わるのか考察せよ。
7.標本誤差と非標本誤差について説明せよ。
8.定性的方法とはどのようなものか簡単に説明せよ。
9.調査方法の決定における制約条件は何か。列挙せよ。
10.団塊の世代(第1次ベビーブーム)の生まれた年は? 今年何歳になるか?
11.「収入の額はいくらですか」という質問は
(a)どこがいけないか。(b)よい質問に直せ。
12.リッカート尺度を使った質問を具体的に作ってみよ。